上流工程・要件定義

RFI(情報提供依頼書)とは?

RFI(Request for Information・情報提供依頼書)とは、システム開発の発注者がベンダーに対して技術情報・対応可否・製品仕様・概算費用などの情報提供を求めるために作成する文書です。RFP(提案依頼書)の前段階に実施される調達プロセスの初期工程として、市場調査・ベンダー選定の前提情報収集・RFP作成の準備として機能します。RFIの書き方・情報提供依頼書の例を理解することで、発注者が質の高い市場情報を効率的に収集できます。

— 背景・課題

新規システムの開発やAIシステムの導入を検討する組織は、どのようなベンダー・製品・技術が市場に存在するかを事前に把握する必要があります。RFPを作成する段階では発注者側にある程度の要件定義が必要ですが、新規領域(AIシステム・生成AI活用など)では何が可能で何が不可能かの判断基準自体が不明確なケースが多くあります。RFIはこの課題を解消するために、要件が固まる前の段階でベンダーから技術情報を収集し、要件定義・RFP作成に必要な市場知識を獲得するための文書として位置づけられます。

— 仕組み・特徴

RFIの標準的な記載内容は、調査の背景と目的・回答を求める技術情報の範囲・ベンダーの実績・製品・サービスの概要・技術的な対応可否・概算費用感・スケジュール感・守秘義務の取り扱いの七項目で構成されます。RFPと異なりRFIへの回答はベンダーに対して法的拘束力を持ちませんが、回答内容は発注者が要件定義・ベンダーロングリスト作成・RFP仕様策定の判断材料として活用します。AI要件定義の文脈では、AIシステム開発・生成AI活用支援・RAG構築・MCP活用支援などの新興技術領域についてベンダーの技術力・実績・アプローチを事前に把握するためのRFI活用が増えています。

— 実務利用シーン

情報システム部門・DX推進部門がAIシステム導入を検討する初期段階でのRFI活用が代表的なユースケースです。「AI要件定義ツールの導入を検討しているが、どのようなベンダーがどのような技術・価格帯・導入実績を持つのかを把握したい」という情報収集ニーズに対してRFIが有効です。AI要件定義ツールを活用することで、RFI作成における「ベンダーへの質問項目の網羅性チェック」「技術的な質問の品質向上」をAIが支援できます。BYOK型AIと組み合わせることで、競合に知られたくない調達計画・予算情報を含むRFI作成をセキュアに実施できます。

— 関連概念との関係性

RFIはRFPの上流に位置する調達文書として位置づけられ、RFI→RFP→契約という調達プロセスの起点を担います。要件定義書・要求定義書の作成前段階での市場調査ツールとして機能し、RFIで収集した技術情報が要件定義の現実的な制約条件・技術選定の判断基準として活用されます。AI要件定義ツールによるRFI・RFP作成支援と組み合わせることで、調達から要件定義・開発まで一貫したAI活用の上流工程パイプラインが構築できます。

— まとめ・重要性

RFIは、システム調達の意思決定に必要な市場情報を効率的に収集するための重要な文書です。特に生成AI・AIエージェント・MCP活用といった新興技術領域での調達においては、RFIによる事前の技術情報収集が要件定義の現実的な設計と適切なベンダー選定の前提条件として機能します。

関連用語

監修:ランスティア株式会社

本記事は、AI駆動要件定義・設計ソリューション「GEAR.indigo Biz」の知見をもとに監修しています。GEAR.indigo Bizは、企業向け生成AI活用における要件定義、設計、ガバナンス整備を支援するプラットフォームです。

AI駆動の要件定義・設計を、GEAR.indigo Bizで始めませんか?

BYOKプランなら、自社のAPIキーを持ち込んでシステム利用料0円ですぐに始められます。